施術を受けられる期間
当院では妊婦の方へも施術を行っています。
施術を受けられる期間は安全を考慮し、安定期の妊娠１６週～８ヶ月目までとさせて頂きます。
妊娠初期は胎盤が完成していない為、施術の刺激で胎児に影響がでる恐れがあるので控えさせていただきます。
予定日の１か月前の『臨月』と呼ばれる期間はいつ陣痛が起きてもおかしくない時期です。
施術の刺激により子宮が収縮し早産する可能性がある為、この期間も施術は控えさせていただきます。
心配な方は事前にかかりつけの産婦人科医に事前に相談をされるとよいでしょう。
妊娠中の施術の注意点
人体には子宮の収縮など母体に影響するツボがいくつか存在する為、妊娠中はそれらを避けて施術を行う必要があります。
肩井（けんせい）
肩と首の間にあるツボです。
身体の不調改善の効果があるツボですが、妊娠中に刺激すると陣痛を促進する可能性がある為、禁忌とされています。
合谷（ごうこく）
親指と人差し指の付け根の間にあるツボです。
頭痛、肩こり、便秘などさまざまな効果のあるツボですが、妊娠中に刺激すると子宮が収縮する可能性がある為、禁忌とされています。
三陰交（さんいんこう）
内くるぶしから指4本分上の位置にあるツボです。
生理痛や生理不順などに効果のあるツボですが、妊娠中に刺激すると子宮が収縮する可能性がある為、禁忌とされています。
うつ伏せでの施術はNG
妊娠中に施術を受ける際には腹部への圧迫を避ける為、うつ伏せでの施術を行いません。
仰向け、横向きで寝た状態、座った体勢で施術を行います。
妊娠後期は仰向きでの施術は短時間に抑える
妊娠後期はお腹も大きくなり、重さが増してきます。
この状態で仰向けの体勢が続くとお腹の重さで子宮の下を通る血管を圧迫してしまいます。
血管が圧迫されると赤ちゃんに負担がかかる可能性がある為、短時間に抑える必要があります。
施術は軽めに・施術時間は60分まで
強い刺激の施術は母体に負担をかける為、軽めの施術で行います。
また、長時間の施術も負担になる為、当院での施術は1回60分までとさせていただきます。
妊娠中に施術を受けるメリット
ここまで妊娠中に施術を受ける注意点ばかりお伝えしてきましたが、メリットもたくさんあります。
・ストレスを緩和し、心身の緊張を和らげる
・妊娠中の不安感を解消する
・妊娠による体重増加やホルモンバランスの乱れによって起こる、腰痛、肩コリ、頭痛、足のむくみの解消
・血行を促し、胎児に栄養が届きやすくなる
・筋肉や腰椎の柔軟性が高まり、出産が楽になる
妊娠中の整体、マッサージは注意点を踏まえればとても有効なマタニティケアです。
相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。
