お客様の声・症例紹介
お腹のコリからくる三角筋の移動する痛み 【深夜でも整体・マッサージが受けられる ほんだ整体院】
お腹のコリからくる三角筋の移動する痛み 【深夜でも整体・マッサージが受けられる ほんだ整体院】
女性・劇場スタッフ
バレエの習い事から帰宅後、肩の外側に痛みが・・・
1日様子をみるも治らず、痛みが後面に移動してきた。
箸を持ち上げるような動きでも痛みが。
本文は画像をクリック
バレエの習い事かた帰宅後、右肩の外側に痛みがでてしまい来院されました
痛みがでてから2日後の来院でしたが痛みは引かず、痛みが肩の外側から後面に移動してきたそうです。
移動する痛みの原因とは?
最初に痛みがでていったのは三角筋という筋肉でしたが、その後三角筋の後面から小円筋というエリアに痛みが移動していました。
この移動する痛みという特徴から予測されるのは筋肉の損傷ではない、ということです。
筋肉の損傷によって痛みがでている場合、損傷部位が移動することはないのでここまで短期間で痛みが移動するというのは考えられません。
一番痛かった場所の痛みが改善してきて、他の痛みが気になってくると痛みが移動したという表現をつかうことがありますが今回のケースは当てはまりません。
この移動する痛みは神経の圧迫が原因となる場合によくみられます。
わきの下の後方部分には『腋窩神経』という神経が通っています。
この腋窩神経は三角筋や小円筋を支配しており、圧迫されるとそれらの筋肉に痛みを引き起こします。
そして神経が圧迫される角度によって痛む箇所が移動するように変わります。
腋窩神経はQLS=クアドリラテラルスペースという骨と筋肉に囲まれた狭いスペースを通って三角筋へつながります。
このスペースは崩れた姿勢や緊張した筋肉の影響で狭くなり神経を圧迫することで痛みの原因となりやすいポイントです。
今回の患者さまは仕事で重いものを持つ作業が続き、前腕と肩甲骨周りの筋肉とても緊張していました。
さらに骨盤の高さが左右で異なり、右の上半身が強く緊張していました。
施術では肩甲骨周りのマッサージと骨盤の歪みの矯正をメインに行います。
その段階で痛みは6~7割ほど改善していましたがまだ残る様子。
そこで今度は歪みの原因となる部分にアプローチを行います。
お腹のコリが痛みの根本的な原因
股関節の前面部(お腹の下のあたり)には腸腰筋という筋肉があり大腿骨・骨盤・腰痛をつないでいます。
腰椎に伝わった緊張はそのまま前縦靭帯という背骨の前面を通る靭帯を介して、胸椎、頸椎まで伝わり背中を丸める方向に力がかかります。
この力に引っ張られることで背部や肩甲骨周りの筋肉が緊張する為、腸腰筋の緊張を残してしまうと症状が取り切れなかったり、痛みが再発する原因になります。
今回の患者さまも右の腸腰筋だけガチガチに硬くなっていました。
股関節の前側から腹部の奥にある腸腰筋をほぐすと残っていた痛みが消失し、自由に肩を動かせるようになりました。
同じような移動する痛みでお悩みの方は神経や肩から離れた部分に原因があるかもしれません。
是非一度ご相談ください。