身体の“土台”になる足関節の重要性
2023/06/22
“腰痛”“肩こり”の原因になる足関節の歪み
いままで多くの患者さまの施術を通して“足のアーチの異常”や“足首の歪み”が原因となる身体の不調がとても多いと感じています。
例えば、建物を建てる時に土台が傾いていると、必然的に建物全体が傾いてしまいます。
人間が立ったり歩いたりする際には足首が土台となり身体を支えています。
その足首が歪んでしまうとその歪みを補うように、膝関節、股関節が歪み、それを補うように骨盤、背骨、首が歪み身体全体に影響していきます。
その結果、足首の歪みが腰痛や肩こりの原因となるのです。
これを身体の“補正作用”といいます。
足首の小さな関節の動きが大切
足の甲には小さな骨が並んでいます。
この小さな骨からなる関節がわずかに動くことで地面からの衝撃を分散し身体にかかる負担を軽減しています。
しかし、普段ヒールの高い靴を履いたり、靴底の硬い革靴を履くことが多い方はこの関節が硬くなり衝撃を分散することが出来なくなっていきます。
また、足首の捻挫を経験している方の中には骨がズレたままの方もいらっしゃいます。
捻挫で傷ついた組織の炎症が治まり、痛みがなくなってもズレた骨はそのまま残ってしまうことがあるのです。
そのズレた骨は関節の正しい動きをブロックしてしまい、足首の土台としての役割を邪魔してしまいます。
腰痛で悩む9割の方が足首の歪みを抱えている
足首の歪みを影響を受けやすいのは股関節と骨盤です。
膝関節は内側と外側を靭帯で支えられており、動く方向も制限されているのであまり影響を受けません。
ですが股関節は動く範囲が広く影響を受けやすいです。
影響を受けた股関節が歪むと密接する骨盤も歪み、骨盤が開いてしまったり、腰が反ってしまい腰痛の原因になってしまいます。
特に足首が内側に傾いている方は重心が外に流れてしまい、骨盤への影響が大きく腰痛になりやすいです。
足首に歪みがでていても痛みを感じるケースは少ない為、歪みを自覚している方はほとんどいません。
ですが当院に来院される6~7割の方の足首が歪んでおり、腰痛を訴える方に関しては約9割の方が足首の歪みを抱えています。
足首の動きを取り戻そう!
足首の動きは関節に対して正しくアプローチすることで、改善できます。
当院では関節モビライゼーションという手技で関節の可動域を改善させます。
↓【足首の関節モビライゼーション】
ガチガチに固まった足首でも2~3分施術するだけで動きの改善することが出来ます。
ご自身でケアをする場合、手で足首を持って行う方法がありますが方向や力の入れ方が難しいのであまりお勧めできません。
ご自身でケアをする場合は階段などの段差を使って足首の背屈(つま先を上にあげる動き)という動きをつくることが有効です。
↓【足首の背屈ストレッチ】
足首が内側に傾いている方は同時にこの背屈という動きも硬くなっています。
その為、背屈の動きをつけることで内側への傾きの改善が期待できます。
【足首の背屈ストレッチのポイント】
①アキレス腱が気持ちよく伸びる程度の強さで30秒を2~3セットを目安に行いましょう。
②バランスを崩さないように手すりや壁に手をあてて行いましょう。
③足首の甲の部分に痛みを感じる場合は骨が詰まってしまっている可能性があります。無理して行うと痛みが残る場合があるので中止するか、足裏をほぐしてから行いましょう。
それに併せて、青竹踏みやゴルフボールを足の裏で転がして足の裏の筋膜の緊張を取ってあげると、つながっているアキレス腱の緊張が緩み効果的です。
今では100円ショップの健康グッズも充実しているので、プラスティック製の物が簡単に手に入ります。
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ほんだ整体院
埼玉県さいたま市浦和区東仲町6-17エルデ浦和301
電話番号 : 070-9079-3780
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